2020年10月23日

於保老健センターにおける面会制限について

於保老健センター、ウメダです。

世間の新型コロナウィルスの感染が、なかなか収束に向かいませんね。
今年はイベントらしいものがほとんど中止となり、本当に季節感が感じられない年です。
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そんな中、介護施設や病院等で今年の春から始まった面会制限も長期間におよび、面会ができないことによるデメリットが言われ始めました。家族に会う機会が減った事で、入所や入院している方の認知機能の衰えが心配されています。

東京などを除けば、比較的感染状況は落ち着いているように思われます。
そんな折、厚生労働省より令和2年10月15日付で、「地域における発生状況や都道府県等が示す対策の方針等も踏まえ、管理者が制限の判断をするように」との通知が出されました。
面会の制限を緩和を検討すべし、という通達です。


当施設においては、それに先立つ10月12日より面会の制限を一部緩和いたしました。
それまでは緊急時を除き基本的に面会自体を禁止しておりました。
緩和後は、1回5分程度の短時間で飛沫防止フィルター越しではありますが、ご家族との面会を開始しました。


まだ全ての人に面会を解禁したわけではありません。
利用者様と2親等以内の方で、面会希望者およびその接触者が過去2週間以内に「静岡県がホームページ上で示している『慎重な行動を要する』都道府県」への行き来をしていない方、に限定しております。
また、お子様(学生含む)の面会も御遠慮いただいております。

面会をご希望の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、いましばらく感染防止対策へのご協力をお願いいたします。


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近日中にWeb面会の実施も計画しており、準備をおこなっています。
こちらも、今しばらくお待ちください。


posted by 於保老健センタースタッフ at 17:17| Comment(0) | お知らせ

2020年09月21日

国勢調査の時期です

於保老健センターです。

今年は、国勢調査の年です。
各ご家庭にも、調査員の方が調査票を配布して回っているのではないでしょうか。

ご家族からは、「入所している家人を、家族の調査票に含めるべきか?」の問い合わせが、チラホラあります。
調査票にも説明文書が添付されているのですが、なかなか理解しづらかったり・・・。

老健などの高齢者施設に入所されている方に関しては、入所されている施設での調査票に記入することとなっています。
10月1日現在に住んでいるところを記載するため、入所されている方の分はご家庭に配布された調査票には記載しないでください


5年に一度の調査なので、細かいことは、我々も忘れてしまってますね〜。
さらに、調査票に付いてきた説明文書も、特に高齢の方にとっては理解が難しいものになっているようです。




posted by 於保老健センタースタッフ at 13:11| Comment(0) | お知らせ

2019年11月19日

令和元年度『介護白書』が出版されました

於保老健センター、ウメダです。
さて今回は、当施設の話題というわけではないのですが、少し関連があることを。


先日、「令和元年度 介護白書」という書籍が出版されました。
「−老健施設の立場から−」という副題がついています。
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”白書”と言うからには、政府機関か何かが作成した公の文書のようにも思えますが、実はこれ、一般の書籍です。
出版社はTAC出版、著者は全国老人保健施設協会です。

ということで、全国老人保健施設協会(全老健)が出版している一般の書籍となります。


一般の方々にとっては「高齢者を介護している施設なんてどこも一緒だろう」と思うかもしれませんが、施設種別によってできる事や得意なことが変わってきます。受けられるサービスもそれぞれ。

特別養護老人ホーム(特養)は、いわば終の棲家。自宅などで生活が困難になった要介護の高齢者が長期間生活する場となります。
通所サービスは、毎日自宅等から送迎自動車に乗ってきて、日中を過ごす施設です。比較的小規模な事業者が多いですね。
自宅で暮らす高齢者にとっては、他に、短期入所のサービス事業者や訪問系のサービス事業者も関わります。それら事業者と要介護高齢者とをつなぐ役目を担うのが、居宅介護支援事業所とそこで働く居宅ケアマネージャーです。


さて、そんな介護サービス事業者の中でも、一般的に知られておらず「よくわからない」といわれる事業種別が『介護老人保健施設』。通称『老健(ろうけん)』。
病院と家庭とをつなぐ中間施設として、医療とリハビリ、療養生活を提供する高齢者介護の施設です。

当施設、於保老健センターも名前に『老健』と入っている通り、事業種別は『介護老人保健施設』となります。


さて、今回出版された「介護白書」。見出しを挙げてみます。

T.介護老人保健施設と介護保険制度を取り巻く主な動き
 序.求め続けた「中間施設」の理想像
 1.老健施設の理念と役割・現状と展望
 2.老健施設を取り巻く主な動き
 3.介護人材を取り巻く現状
 4.介護保険制度の持続的発展と老健施設
 トピックス.介護保険制度の動向
U.全老健の現況
V.図で見る介護保険の状況
W.参考文献

内容は、3割が高齢社会や高齢者介護に関する事柄で、残りの7割は『介護老人保健施設』の説明です。


実は、この本を読んでも介護に関する全般的な知識は手に入りません。ほぼ「老健施設に関する広報誌」みたいなものですから。

なので、介護や介護保険、高齢社会のような全般的な知識を得たい方は、内閣府が発行する『高齢社会白書』の方が適しているかもしれません。
あるいは『国民の福祉と介護の動向』という書籍でしょうか。


逆に、一般の人が『介護老人保健施設』に関する知識を得ようとした場合には、もっとも有効な情報手段なのではないでしょうか。
さらに、それなりに近年の高齢者介護に関係する話題も載っています。


介護施設を探している方や介護施設で働きたいと思っている方など、「『介護老人保健施設』・『老健』について、いまいち理解できないなぁ」と感じているのでしたら、ぜひ手に取って一読する事をお勧めいたします。

posted by 於保老健センタースタッフ at 15:12| Comment(0) | お知らせ